氏郷が遺したもの その3

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日本三大祇園祭りに挙げられる田島祇園祭。800年の歴史を持つ祭りでありましたが、伊達正宗が会津を支配したとき正宗の命により一切の民による祭りごとを禁止させられました。その後奥州仕置により蒲生氏郷が領主となり、田島・鴫山城主に氏郷の義弟、小倉作左衛門が入ります。彼はすべての祭りごとを許し、田島祇園祭りも復活し、今日まで続くことになります。蒲生氏郷の経営者としての才覚は目を見張るものがあり、氏郷が育てた近江・日野商人の三方よし(売り手良し、買い手良し、地域良し)。の理念を商売のみならず、町の経営にも生かした人でした。