會津に響いた南蛮音楽 2
2013年08月12日
南蛮音楽を楽器と共に最初に日本に持ち込んだのは、フランシスコ・ザビエルでした。当時の西欧には教会音楽と民衆の世俗曲とがありました。ザビエルはケルトの民です。ケルトは東はチェコから西はスペイン、バスク地方、アイルランド、スコットランドに至る広大な地域に紀元前数千年前から住み、彼らの血を引き継いだ人々による音楽をケルテックと呼んでいます。現代音楽はすべからくこのケルテックから多大な影響を受けています。私たちの身近なところでは「蛍の光」。この原曲は中世から歌われていたケルトの民謡に歌詞をつけたものです。ザビエルもきっと、ケルト音楽を日本に伝えたに違いありません。會津十楽では、当時に想いを馳せてケルテックの演奏もお聴かせしますのでお楽しみに。