レオの涙

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「限りあれば 吹かねど花は散るものを 心短き 春の山風」
35歳という若さで逝った氏郷辞世の句です。もし氏郷がもう少し長く生きていれば関ヶ原はなかっただろうとは多くの歴史家の見解です。秀吉の後、もっとも天下に近かった男の慙愧の句でもあったでしょう。
会津十楽では、氏郷オリジナルグッツのひとつとして「レオの涙」を作りました。宣教師がもたらした南蛮菓子、コンペイトウです。当時の南蛮人は長期の船旅を乗り切るため、健胃薬やのど薬として常備していました。初めてコンペイトウが信長に献上されたとき、側にいた幼き氏郷もそのとききっと食べたに違いありません。